R18 女性向け恋愛シミュレーションゲーム -The Goddess Of Tears~Restoration~- 公式サイト


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『月下の出会い』
ヒロイン「はあ、はあ……とりあえずお父様達の居場所を確認できれば……!」
ヒロイン(でも一体どこに行けば……)
ギゼルド「ほう。満ちたる月のせいか、随分と大きな蝶だ」
ヒロイン「だ、誰!? 放して!」
ギゼルド「この手を放して、お前が何処へ行こうと勝手だ。しかし両親の末路を見る覚悟はしておけ」
ヒロイン「貴方は……」
ギゼルド「名を聞く時は自分から名乗ったらどうだ? 聖女よ」
ヒロイン「!」
ギゼルド「口が無いと見える」
ヒロイン「カートナー……です。貴方は一体……」
ギゼルド「ギゼルド・アル・ヴァディア・グランドール。この国の王太子だ」
ヒロイン「!? 王子様……ですか?」
ギゼルド「加えていうなら、お前の夫になる男だ。まあ、顔くらいは憶えておけ」
『誓い』
ヒロイン「っ」
ギゼルド「辛いか」
ヒロイン「大丈夫、です」
ギゼルド「……すまない」
ヒロイン「え?」
ギゼルド「お前が初めてだとわかっているのに止められそうにない」
ギゼルド「――今の私は獣同様、どこまでもお前に貪欲だからな」
ヒロイン「あっ……!」
ヒロイン(ギゼルド様、私は――)
貴方の涙を拭えるならば、どうなっても構わない。
『初めての嫉妬』
さっきまで扉の向こうでギゼルド様とお話ししていたし、侍女の方だって残っているかもしれない。
ここで体を重ねるのは危険すぎる。
ウィルが冷静さを取り戻せるよう、私は努めて穏やかに語りかけた。
ヒロイン「んっ、待って、ウィル。せめて寝台にいきましょう?」
ウィル「殿下に聞かれたくない?」
ヒロイン「そういうことでは……」
ウィル「じゃあどうしてあんなふうに殿下に笑いかけたの? 君の恋人は俺なのに」
ヒロイン「私は――」
「ただウィルを守りたかっただけ」という言葉が、突きあげられたことで喉奥に引っこむ。
代わりに飛びだしそうになった嬌声をなんとか飲みこんだものの、体の反応は抑えようがない。
ずっと中途半端なところで終わっていたから、余計に感じてしまう。
疼いていた最奥をぐちゅぐちゅとこねられれば、理性も一緒にとけていった……。
ヒロイン「ふぁっ、待っ……ぁ……」
ウィルの瞳の中に、快楽に蕩けた顔の私がいる。
羞恥心で震えれば、勘違いしたらしいウィルが泣きそうな目をした。
ウィル「っ、ごめん。こんなのだめだって、本当はわかってるんだ。わかってるのに……っ」
ウィル「――今すぐ君を独占したくて、頭がどうにかなりそう」




